Bugzilla 4.0 リリースのご案内
Bugzilla プロジェクトでは、Bugzilla の3年越しになるメジャーリリースである、Bugzilla 4.0 を公開 (アナウンス)、bug-ja.org では 4.0 に対する日本語化テンプレートを公開いたしました。
Bugzilla は、”欠陥追跡システム” や “問題追跡システム” と呼ばれるソフトウェアです。”フリー”でありながら商用システムでも提供されない機能も提供していることから、Mozilla以外でもRedHat、NASA PRACA (アナウンス; 日本語)などをはじめとする全世界のさまざまな組織に利用されるようになり、もっともよく利用される欠陥追跡システムとして広く認知されています。
Bugzilla プロジェクトは、われわれの歴史の中においてもっとも心躍るバージョンである Bugzilla 4.0 をリリースしたことを大いなる誇りを持ってお知らせいたします。
Bugzilla 3.6 を元として、Bugzilla 4.0 では以下のようなさまざまなすばらしい新機能の追加やユーザインターフェースの改善を行いました。
- 完全に再デザインされた高度な検索ページ
- バグ登録時の自動重複検出機構
- ユーザ名やメールアドレスを入力する全てのフィールドに対するドロップダウン式自動補完機能
- ウェブサービス経由での、既存バグの更新を含めたバグの全ての更新・取得
- J. Pink Design によるホームページのアイコンの更新
- さまざまな使い勝手の改善
- もっとさまざまな新機能についてはウェブサイト (日本語版)を参照してください
2007 年にリリースしました Bugzilla 3.0 と比較して、Bugzilla 4.0 は荒削りだった部分が全て磨かれたかのように非常に大きな飛躍であり、非常に多数の新機能が提供され、ほとんど全てのユーザインターフェースが更新され改善されました。
Bugzilla 4.0 はこれまでで最高のリリースであり、誰もがリリースを享受し、そして過去数ヶ月のボランティアのみのコミュニティーの努力を高く評価してもらえるものと思っております。
なお、Bugzilla 4.0 のリリースに伴い、Bugzilla 3.2 シリーズは終了となる、つまりこれ以降 3.2.x シリーズへのセキュリティー更新を含む全ての更新が行われないことを再度明記しておきます。全ての 3.2 シリーズを運用している管理者に大して、4.0 に可能な限り早くアップグレードすることを推奨いたします。
ダウンロード
Bugzilla のダウンロードはダウンロードページから行えます。
日本語版については、日本語版テンプレートパックをご利用ください。
ご利用のバージョンのリリースアーカイブを解凍後、template/ja ディレクトリにファイルを (template/en ディレクトリと同様に) 配置して checksetup.pl を実行してください。
リリースノートと変更点
インストールやアップグレードの前に、利用しているバージョンのリリースノートをご覧ください。
日本語版は、日本語版テンプレートの中に含まれます。ウェブページ形式のものは、landfill をご覧ください。(なお、最新版により更新されます。)
メジャーバージョン間のアップグレードを行う場合、リリースノートを読んでいただくことが重要です(3.4.x から 3.6.x など)。
あなたのバージョンから現在の最新版の間のすべての変更点のリストもあります。
Bugzilla 更新情報
Bugzilla プロジェクトからの最新ニュースや最新の開発版についての情報は、Bugzilla Updateにもあります。(英語)
ツイッター
また、Bugzilla プロジェクトでは Bugzilla での開発中の新機能やリリースプランなどについてより頻繁に情報をお届けするために Twitter アカウントを開設しました。ぜひともフォローしてください。(英語)
バグ報告
Bugzilla にバグを発見した場合、報告してください!
日本語でのバグ報告は、bugzilla@jpmozまでお願いします。
サポート
Bugzilla に関する、英語のメーリングリストや IRC もあります。もしくは、有償サポートを提供するコンサルタントも存在します。
日本語でのメーリングリストなどユーザ相互サポートの場は現在準備中です。IRCチャネル (utf-8)はご利用になれます。
Bugzilla とは
Bugzilla は、”欠陥追跡システム” や “問題追跡システム” です。欠陥追跡システムでは、開発者個人やグループが、製品に存在するバグを効率よく追跡することができます。通常の商用欠陥追跡システムでは費用がかかります。Bugzilla は、”フリー”でありながら、そのような商用システムが持っていないような機能もあります。その結果、Bugzilla は全世界にわたる数千もの組織に利用されるようになり、もっともよく利用される欠陥追跡システムとして広く認知されています。
詳細は http://www.bugzilla.org/about/ をご覧ください。
原文: -Max Kanat-Alexander / Release Manager, Bugzilla Project 日本語版: bug-ja.org