Bugzilla 3.2.10, 3.4.10, 3.6.4, 4.0rc2 リリースのご案内
Bugzilla プロジェクトでは、Bugzilla のセキュリティー更新版 3.2.10, 3.4.10, 3.6.4, 4.0rc2 を公開、bug-ja.org では 3.4.10, 3.6.4, 4.0rc2 に対する日本語化テンプレートを公開いたしました。
Bugzilla は、”欠陥追跡システム” や “問題追跡システム” と呼ばれるソフトウェアです。”フリー”でありながら商用システムでも提供されない機能も提供していることから、Mozilla以外でもRedHat、NASA PRACA (アナウンス; 日本語)などをはじめとする全世界のさまざまな組織に利用されるようになり、もっともよく利用される欠陥追跡システムとして広く認知されています。
いくつかの深刻なセキュリティー問題が Bugzilla に発見されたため、4つのセキュリティー更新版をリリースしました。全ての Bugzilla 管理者に対し、このリリースとともに公開されたセキュリティーアドバイザリをよく読み、できる限り早くアップデートを行うことを推奨いたします。
Bugzilla 4.0rc2 は Bugzilla 4.0 の二つ目のリリース候補版です。このリリースは QA テストを経ていますので、以前の開発版リリースよりも安定していると考えられます。しかしながら、完全に安定しているとはいえないため、利用する際にはリスクがあることをご了解ください。
日本語版については、bug-ja.orgのlandfillで試験できます。
このリリース候補版へのフィードバックより、リリースが安定しているといえる状況であれば Bugzilla 4.0 は数週間でリリースされます。しかしながら、より大きな修正が必要と考えられる場合は、このあともリリース候補版がリリースされる可能性もあります。
Bugzilla 3.6.4 は最新の安定板リリースです。3.6 ブランチでのいくつかの有用なバグ修正やセキュリティー更新が行われています。このバージョンが 3.6 シリーズの最後のバグ修正となる可能性があります。Bugzilla 4.0 リリース後は、3.6 シリーズにはセキュリティー修正しか行われなくなります。
Bugzilla 3.4.9 と 3.2.9 は 3.4, 3.2 ブランチそれぞれのセキュリティー更新です。
リマインダーとしてのご案内ですが、Bugzilla 4.0 のリリースに伴い、Bugzilla 3.2.x シリーズは終了となります。これは、今後 3.2.x についてはセキュリティー問題に対する更新も含め、どのようなアップデートも行われないことを意味します。3.2.x シリーズを運用中の方は、今すぐ 3.6.x もしくは (リリースされれば) 4.0 にアップグレードすることを強くお勧めします。
なお、bug-ja.org では Bugzilla 3.2 シリーズへの更新版の提供はすでに終了させていただいておりますのでご了承ください。
ダウンロード
Bugzilla のダウンロードはダウンロードページから行えます。
日本語版については、日本語版テンプレートパックをご利用ください。
リリースノートと変更点
インストールやアップグレードの前に、利用しているバージョンのリリースノートをご覧ください。
日本語版は、日本語版テンプレートの中に含まれます。ウェブページ形式のものは、landfill をご覧ください。(なお、最新版により更新されます。)
メジャーバージョン間のアップグレードを行う場合、リリースノートを読んでいただくことが重要です(3.4.x から 3.6.x など)。
あなたのバージョンから現在の最新版の間のすべての変更点のリストもあります。
Bugzilla 更新情報
Bugzilla プロジェクトからの最新ニュースや最新の開発版についての情報は、Bugzilla Updateにもあります。(英語)
また、Bugzilla プロジェクトでは Bugzilla での開発中の新機能やリリースプランなどについてより頻繁に情報をお届けするために Twitter アカウントを開設しました。ぜひともフォローしてください。(英語)
バグ報告
Bugzilla にバグを発見した場合、報告してください!
日本語でのバグ報告は、bugzilla@jpmozまでお願いします。
サポート
Bugzilla に関する、英語のメーリングリストや IRC もあります。もしくは、有償サポートを提供するコンサルタントも存在します。
日本語でのメーリングリストなどユーザ相互サポートの場は現在検討中です。IRCチャネル (utf-8)はご利用になれます。
Bugzilla とは
Bugzilla は、”欠陥追跡システム” や “問題追跡システム” です。欠陥追跡システムでは、開発者個人やグループが、製品に存在するバグを効率よく追跡することができます。通常の商用欠陥追跡システムでは費用がかかります。Bugzilla は、”フリー”でありながら、そのような商用システムが持っていないような機能もあります。その結果、Bugzilla は全世界にわたる数千もの組織に利用されるようになり、もっともよく利用される欠陥追跡システムとして広く認知されています。
詳細は http://www.bugzilla.org/about/ をご覧ください。
原文: -Max Kanat-Alexander / Release Manager, Bugzilla Project 日本語版: bug-ja.org