November 17, 2008
MoCo関係者がnanogとかで収集のアナウンスを流していた、ドメインの公共接尾子 (public suffix) のリストが公開されています。簡単に言うと、一般のドメインレジスターで登録可能なドメイン名の一つ親のリストです。たとえば、’.com’とか、’.gr.jp’とか。(mozilla.comやらmozilla.gr.jpをその下に一般の人間が登録できる。) ドメインごとのクッキーなどの取り扱いやら、さまざまな場面でこの情報は必要でしたが、これまでちゃんとしたリストはなかった(perlでモジュールがあったけれど、確か実際には裏でgeckoのリスト呼んでた?)ので、きちんとした形で公開されるようになったのは一歩前進なのでしょう。 公開しているサイトでは、 より大きなドメイン名に対してクッキーを公開してしまうことによるプライバシーの漏洩を防ぐ (cookieを設定するときのドメインの設定の異常をブラウザ側で検知、かな?) UIでドメインの重要な部分をハイライト表示するために利用 (ここだと、mozilla.gr.jpをハイライト、とか) サイトの閲覧履歴のソート用 などが挙げられています。リストへ追加するための情報もありますので、今後ともちゃんとメンテナンスされることを望みつつ。
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(bugzilla.orgのポストから翻訳+α) CNETの記事や、bugzilla.orgのアナウンスにあがりましたが、Bugzilla のカスタマイズ版であるPRACAがNASAのスペースシャトル・ISSプロジェクト向けのバグトラッキングシステムとして採用されました。 スペースシャトルエンデバーが金曜日の午後に延期されずに打ち上げられれば、搭乗している宇宙飛行士とミッションコントロールに詰める地上技術者が、問題報告・解析のための新しいソフトウェアを使えるようになっているでしょう。(CNETの記事より翻訳) これらのソフトウェアは、Bugzillaをベースとして、Everything Solved、NASA Ames Research Center (ARC) Human-Computer Interaction (HCI) Groupが、San Jose State University Foundationの協力の元にカスタマイズしたものです。ひとつは、PRACA (the Problem Reporting and Corrective Action System)と呼ばれるシステムで、シャトルを組み上げ・試験する際に発見された問題を追跡するのに利用され、ミッションコントロールを含むさまざまなNASAの部局が簡単に問題を解決する情報を見つけることができるようになります。このシステムは、すでにNASAのさまざまな部局で利用されていた40ものデータベースシステムを置き換えるもので、スペースシャトルプログラムと2010年から始まるとされている将来の宇宙開発プログラムの中心的な問題追跡システムとなります。 もうひとつ、IFI (Items for Investigation)と呼ばれるBugzillaをベースとしたシステムがすでに存在し、ISS (国際宇宙ステーション)のミッション中に発見された問題を追跡するために利用されています。 NASAはBugzillaプロジェクトの活発な貢献者でもあり、Bugzilla 3.2に搭載予定のカスタムフィールドや、3.4で予定されているその強化機能を含む、さまざまな機能を実装しています。 Bugzillaプロジェクトは、人類の宇宙探査の試みの中において、このような重要な役割をはたせたことを誇りに思います。また、いつの日か、人類が星空の世界に到達する試みに、われわれのオープンソースソフトウェアが力になれば幸いです。
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