July 9, 2009
Bugzillaプロジェクトは、7/8にBugzilla 3.2.4および3.4RC1をリリースいたしました。この3.4RC1リリースは、3.4系列の初めてのリリース候補版であり、これによりRCプロセスの開始となります。Bugzilla RCプロセスでは、ユーザからの機能・ユーザインターフェースなどを含む広範にわたるフィードバックを受け、最終リリース版へ反映させる作業を行います。ユーザの皆様には、ぜひともお試しになり、不具合もしくは利用上におけるユーザインターフェース面での不満などのコメントを投げていただければと思います。なお、3.4リリースの際に2.22系列は廃止、3.0系列は最終のメンテナンスブランチ (セキュリティ修正のみで、バグ修正はなし) の段階に移行します。また、今回は3.0ブランチの更新はありません。 Bugzilla-jaプロジェクトでは、これに伴い、3.2.4および3.4RC1の日本語版テンプレートをリリースいたしました。tarなどによるアーカイブ形式の公開は準備中ですが、Subversionレポジトリから、3.2.4および3.4RC1を入手していただけます(各ブランチのtrunkをご利用の場合はそのままアップデートしてください)。また、試験サイトも最新の3.2.4および3.4RC1に更新しておりますので、Bugzilla日本語版をとりあえず試してみたい、という方はこちらもご利用ください。 これらのバージョンのBugzillaは1件のセキュリティー修正を含むリリースです。 Bugzilla 3.4 RC1のリリースノートは試験サイトのほうをご参照ください。以下は抜粋です。 なお、今回のリリースではWindows環境下でのバグメールの不具合を修正するためのPerl Template-Toolkitの必須バージョンの更新は行われませんでした。しかし、問題をなくすために2.21にアップグレードすることを推奨します。 Bugzillaプロジェクトでは、3.4正式版のリリースを7/21に予定しております。このスケジュールは、フィードバックで得られた指摘などとの兼ね合いで変更になる可能性はあります。 新機能と改良点 簡単な bug 登録 新しいホームページ ログアウトユーザに対してのメールアドレスの隠蔽 より短い検索 URL 非同期メール送信 日時のユーザのタイムゾーンでの表示 他のフィールドが特定の値に設定されているときのみ 表示されるカスタムフィールド機能 他のフィールドの値によって変化するカスタムフィールドの 有効値リスト 新しいカスタムフィールド型: bug ID “参照先” フィールド 検索結果でのカラム並び順変更 検索の説明 他の機能拡張や変更点 既知の問題点 bug 423439: コメントのタブが 4 空白文字に変換される。 これは、Perl 5.8.8 に存在する Perl のバグです。 bug 69621: bug で利用されているキーワードを、 名前変更か削除すると、sanitycheck.cgi を実行し、 必要であればそのキャッシュ再構築のオプションを選択することにで、 “キーワードキャッシュ” の再構築を行う操作が必要になります。そうしなければ、 […]
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July 7, 2009
最近blogにスケジュール関係の話を載せていませんでした。Bugzilla 3.4のスケジュールですが、来週中に3.4RC1 (定例ミーティングが7/14)、今月中に3.4リリースが予定されています。RC1に向けたblockerは残り二つ(sec bug 1含む)でパッチがレビュー中ですのでまもなく解決する見込み、です。 Bugzilla-jaとしてですが、bugzilla.orgでのリリース後のできるだけ早い時期にRC1を公開しようと考えています。なお、RC1リリース後はフィードバックの期間となりますので、機能・見てくれ・バグなどに関してコメントがあるかたはできるだけ早く評価していただきますようお願いいたします。(なお、ライブラリ依存関係が変化する可能性もありますので、ご注意ください。TT 2.15 => 2.22とか) また、最近”Bugzilla 日本語版”とかで検索してくる方が増えつつありますので、何らかのドキュメントなどの整備を検討し始めています。とりあえずは、これまで最新版がなかったBugzilla ドキュメント (現状の作業版) などからと考えています。運用ノウハウなどに関して、これまで日本語でのメーリングリストなどは持っていませんでしたが、こちらも何らかの検討をしたいと思います。 これからもBugzillaをよろしくお願いいたします。
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June 17, 2009
As updates for my previous post, Gerv and other bugzilla forks are now making a new wiki page (https://wiki.mozilla.org/BugzillaImprovements) to summarize discussions about the bmo improvement. The discussion is really meaningful and steadily for using and managing (or propagating the use of?) bug-tracking software, so I think it’s really worth reading. 先のポストからの更新ですが、Gervとその他Bugzillaの関係者(?)がmozilla wikiに改善案や議論のまとめ(https://wiki.mozilla.org/BugzillaImprovements)を作成し始めています。 バグトラッキングソフトのあり方やプロジェクト内での活用方法に関して、有用な示唆がいくつもあるような気がしますので、BTSを運用したりユーザに浸透させようとしているような方は一度見てみるのもいいのではないでしょうか。 もちろん、現在のbmoについて、実際にこれから検討・実装されていく予定の機能などですので、今後のbmo […]
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June 16, 2009
KVM用マシンをセットアップして、VMを立ち上げて作業しているけどネットワークが不調という話の続き。結局は見ているところが違って、TSOでなくてGSOをチェックする必要があった、でした。 そういえば、kernel 2.6.1xあたり(番号忘れた)あたりでGeneric Segmentation Offload (GSO)の話を聞いていたような気がしました。(笑 というわけで、 % /etc/network/interfaces iface eth0 inet dhcp post-up /usr/sbin/ethtool -K eth0 gso off とやって、再起動後に # ethtool -k eth0 Offload parameters for eth0: Cannot get device rx csum settings: Operation not supported Cannot get device flags: Operation not supported rx-checksumming: off tx-checksumming: on scatter-gather: on tcp segmentation offload: off udp […]
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June 13, 2009
(This is an announce for the Japanese community…) Gervがbugzilla.mozilla.org (bmo)の改善を新しいSoW (Schedule of Week) で始めることにしたらしい。ということで、moz.dev.planningなどでmozillaの各プロジェクトに向けてどういう新機能や改善が、そのプロジェクトの遂行に向けて必要か、という意見を出してくれという案内が流れてる。 これまでに出ているのは l10nからl10n dashboard向けにデータを取ってくるためのJSONフロントエンド bounceメール対処のためのフロントエンド (bug-org 209181) CCフィールドでのメールアドレスオートコンプリート FIXEDになったビルドを示すための機能 (shaverは次のnightlyだからわかるだろうとかゆってるが) “trunk”などの相対的バージョン番号をなくす nightly buildのバージョンを示すための機能 (とそれにまつわるカレンダーとか) 現存フィールド(ハードウェア、OS、重要度)の改廃、status/resolutionの統合 ブランチ毎の修正状況の追跡 (ブランチ毎のパッチ機能) 次に行う必要のあること、とその担当者の指定 ユーザのbmoでの活動状況を見れるように (登録・コメントした人の活動状況) などなど。いまはアイデアだしの真っ最中なので、日ごろ思うことがある人は投げてみてはいかがでしょうか。 もっとも、Bugzilla関係者から見ると、長く検討中の課題ですね、というところも多いのかもしれないけれど。。
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June 12, 2009
今年のOSC Kansaiですが、セミナー参加募集を開始しました(少し前ですが、、)。セミナー参加は、一部を除き登録必須というわけではないはずですが、(部屋あふれによる移動などのための)人数読みのために、できればご登録くださいませ。 個人的に気になっているセミナーは、だいぶ偏ってますが、 Web技術の現状と将来 Firefox出張ワークショップ GoogleとHTML5 Nagiosを組み込んだ統合監視ツールHP Insight Control Environment for Linuxで、運用革命 仮想化環境の設計手法 ~プロのテクニック教えます~ あたりでしょうか。 以下、案内文。(メール用のものが必要な方はご連絡ください。) 「OSC2009 Kansai」 セミナー参加登録 受付開始のお知らせ セミナー参加登録の受付を開始いたしました。 各開催、多くの方にご参加いただいております。セミナー参加登録もすぐに満員となってしまいま すので、お早めのご登録をおすすめいたします。 開催中、セミナーが目白押し、全て無料で聴講いただけます。OSS初心者から上級者まで、よりわかりやすく、楽しめる企画が満載です。 50以上の参加企業・団体が、みなさまのご来場をお待ちしております。 日時:7月10日(金)11日(土)10:00-18:00 (※11日は17:00まで) 入場:無料 会場:京都コンピュータ学院 京都駅前校(JR京都駅八条口より徒歩7分) 主催:オープンソースカンファレンス実行委員会 共催:京都コンピュータ学院、京都情報大学院大学 内容:オープンソース関連の最新情報提供 (展示・セミナー) 2004年から始まり、今回で36回目を迎える日本最大級のオープンソース総合イベント「オープンソースカンファレンス」。 オープンソース・IT 技術に関するイベントとして、多彩なセミナーと、オープンソースに触れられる展示で旬の最新情報をお届けします。 セミナー・ブースでの展示は、2日間全て無料でご参加いただけます。 オープンソース最前線で活躍する人たちと気軽に出会えるのもOSCならではの魅力! ここでしか得られない貴重な情報や人脈、ビジネスチャンスを探しに、ぜひご来場ください。 事前登録についてのご注意 セミナープログラムについては、聴講できる人数に限りがございます。お早めに参加登録をお済ませ下さい。 左側の「セミナー事前受付 登録はこちら!」より、登録を行ってください。 セミナー多数 – タイムテーブル 10日(金) 11日(土) 展示一覧 懇親会のご案内 時間:17:30-19:30 会費(予定):一般3000円、学生1500円 会場建物の6Fで行います。是非ご参加ください。 来場者プレゼント ご来場いただき、オープンソースに関する意識調査アンケートにご協力いただいた方には『くじ引き』にてすてきな景品が当たるチャンス! 協賛 […]
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June 8, 2009
昨日のポストで35daysサイトのURLを書き忘れて、というよりはリンクし忘れたので再ポスト。ということで、初日はPaul Rouget さん(Mozilla Evangelism team)の”pushing pixels with canvas“でした。 canvasを利用すると、もっとも簡単に線やら四角やらの単純な図形をウェブで描画できるようになるけれど、実際に複雑なことをやり始めようとすると、ピクセルレベルでのアクセスが必要だよね、ということで、3.5で追加されたcreateImageDataの解説。
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ircの paul> blizzard: tomorrow is the first step for the 35Days. How can I help ? という書き込みでようやく思い出した、というのもひどいけど、Firefox 3.5に向けた35 Days Projectが明日から始まりますね。Firefox 3.5で実現された新しいウェブ開発者向けの技術のハイライトを行って、ユーザが”開かれたウェブ”で何ができるかを紹介するためのプロジェクトが。 プロジェクトページをぱっとリンクしてしまうと、既に日ごとにどういうものをだすかというリリーススケジュールまで公開されてるので面白くないのでリンクしませんが(って検索すればすぐに出てくるか、、ちうか、本文も出ちゃってるしっ)、Geolocation、DOMセレクター、Tracemonkeyなどの解説やら、SVG + Canvas + アニメーション、Geolocation + OpenStreet mapのデモ動画など、目を引くコンテンツがいっぱい、という感じでしょうか。
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KVMのVMのネットワークで少し気になってる点。ネットワーク構成自体は、前にblogに書いたbridgeを作って、各VMは直接外部ネットワークにつながる構成。 で、VMにDebian etchとlennyを突っ込んでいろいろやってるんですが、lennyの2.6.26-2のkernelのとき、結構な確率でネットワークが刺さる。刺さるというのは、ifdown eth0; ifup eth0やると戻るんですが、sftpやらnfsやら、全部の通信がまったく流れなくなる症状。起動直後に100MBのデータの転送中にも固まる、とかなのでちょっと使えない。。(aptitude upgrad中とかにも。) 2.6.26-1にすると少しはましになって、400MBの試験データ(/dev/urandomからddで生成したもの)を何度かやっても大丈夫で、時たま刺さってしまう、程度。 xenの時に経験したTSOの問題?と思ってもoffになってるし、と。とりあえずは解決策が見つからないので、-hdbに適当なイメージをつけてそれ経由でデータをやり取りしたり。。
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June 7, 2009
Bug-jaの各レポジトリを最新CVSのものにアップデートする方法のメモ。 CVSで必要なディレクトリもsvnに入ってるので、まずは”cvs up”して、変更点の確認。(流れてくるbugmailでもチェックしてるけど念のためもう一度。) cvs up -dP svn diff | grep ^Index (もうちょっといい方法あるかも) この後のアップデートの手順としては、 “cvs up”で’U’と出たファイルは必ず”svn add”すること。 変更点があると表示されたファイルのうち、templateの中のファイルの更新点をjaの中にも適用 svn ci でどの時点までの更新を適用したか書く 3.2, 3.4のレポジトリはdocsは翻訳されてないので無視してもいいけれど、trunk以降はdocs関係も同様に処理。
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