Bugzilla 3.3.1 リリース
Bugzilla 3.3.1がリリースされました。このバージョンは、Bugzilla 3.4に向けた初めての開発版スナップショットのリリースですが、テストされていませんので非常に不安定と考えられます。このバージョンを実環境で運用することはせずに、Bugzilla 3.4でどのような機能が実装されるかを把握するためのテスト環境用にのみ利用してください。なお、日本語版テンプレートは、3.3.1向けにはリリースされませんのでご了承ください。
3.3.1をリリースしましたので、いまがBugzilla 3.4へ向けての非常に重要なフィードバックの期間です。Bugzilla 3.2リリースの際に公表したとおり、Bugzilla 3.4は時間ベースでリリースを予定していますので、1月29日、もうすぐですが、にフリーズされます。もし、現在実装されている機能の中で、別な方式で動作すべき(実装されるべきだ)だと考える点がありましたら、できるだけ早く報告してください。
なお、3.3.1と同時期にリリースを予定していました、Bugzilla 3.2.1, 3.0.7, 2.22.7の各バージョンのリリースは延期されました。これらは Bugzilla 3.3.2 と同時リリースされることになります。
Bugzilla 3.3.1での新機能は以下のようになります。なお、詳細なステータスアップデートはbugzilla.orgのステータスアップデートをご覧ください。
- バグの表示画面での時刻表示の時差を各ユーザが設定できるようになりました
- 新しいカスタムフィールド型が利用できるようになりました : Bug ID
- 他のフィールドの値を元に特定のカスタムフィールドを表示・非表示にできるようになりました
- ドロップダウン・複数選択型のカスタムフィールドのリスト表示内容を他のフィールドの値を元に変更できるようになりました
- 検索時に、バグリストの先頭にどのような条件で検索したかの簡単な概要が表示されるようになりました
- 新しいウェブサービスの機能が追加されました : Bug.get_history, User.get
- 複数バグを一度に更新する際に依存関係を変更できるようになりました
- レポートでドロップダウン型カスタムフィールドを軸として利用できるようになりました
- 新規バグ登録があったときにメールを送信するかどうかのメール設定が追加されました
- バグリストの最後尾に処理時間についての概要が表示されるようになりました
- バグリストのカラムの順を変更できるようになりました
- Bugzillaのデータベースに保存するパスワードがUNIX crypt()からSHA-2に変更され、8文字より長いパスワードが利用可能になりました
- Bugzillaの動作が改良されいくつかのパラメータが削除・更新されました
- バグメールにX-Bugzilla-Typeヘッダが追加され、新規登録か更新かの判別が付くようになりました
- 一度に複数のバグにプライベートコメントを追加できるようになりました
- バグリストの表示で省略形になっている部分の全体がツールチップで表示されるようになりました
- checksetup.plの実行時、localconfigファイルを上書きし、コメントの更新や古い変数の削除を自動で行うようになりました
- 正規表現を受け付けるフィールドに無効な正規表現を入力した際に、データベース内部で処理失敗になるのでなくBugzillaがエラーを表示するようになりました